最近よくテレビで、ファイトケミカルスープという言葉を耳にしませんか?
簡単!美味しい!高酸化力に優れた体に良いスープのことなんですよ♪
スーパーで売られているお馴染みの野菜だけで健康になれちゃう、そんな魔法のスープについて解説していきたいと思います♪
そもそも、『ファイトケミカル』って、何?
ファイトケミカルとは、一体何なのでしょうか?
植物が自らを守るために作り出した天然の成分のことです。
人の免疫力を上げることができる植物由来の化合物「植物栄養素」のことも意味します。
ファイトケミカルまたはフィトケミカル(英: phytochemical)は、植物中に存在する化合物であるとされる[1]。直訳すると植物性化学物質[2]となり、化学的には毒物などすべてを含む植物中の化学物質全般を指すが。一般的には「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味する用語として使用されている[1]。このため、植物栄養素(しょくぶつえいようそ、英: phytonutrient)とも呼ばれる。
ちょっと難しく書きましたが、植物が自ら生き残るためになくてはならないものなのです。
当たり前ですが、植物は動くことが出来ません。だから、外敵から逃げることができないのです。
だから植物たちは、紫外線や害虫から身を守るために必要な成分を持っています。
そう、自分たちの身を守るために・・・。
有名なものでは、ポリフェノール、カロテン、むトマトのリコピン、ブルーベリーのアントシアニンなどがあります。
ファイトケミカルは、抗酸化力がとても、とても高いのです。
そして、ファイトケミカルは人間にとっても、ものすごく体に良いのです。
ファイトケミカルの3大効能とは
ファイトケミカルには人の体に良い作用が大きく3つあります。
①細胞をサビつかせる活性酸素の害を抑える抗酸化作用
②がんを抑える作用
③免疫の増強作用と免疫のバランスを調整する作用
長野県はがん死亡率が一番低い県なのです。
一説には、野菜の消費量が多く、具だくさん味噌汁を食べている家庭が多いそうですよ。
難しく考えなくても、具たくさんのお味噌汁で、もちろん良いわけです。
旬のお野菜は一番栄養価の高い時期に採れる野菜でもありますし。
毎日、旬の野菜たっぷりの具沢山味噌汁を召し上がっている人は、そのまま続けてくださいね。とっても良い食習慣ですから!
ファイトケミカルスープの作り方
体に良いファイトケミカルスープを作ってみましょう。作り方はいたってシンプルです♪
ファイトケミカルの多くは、水溶性でかつ揮発性です。
野菜は水から煮込みます。必ず、鍋のふたをして、最初強火で沸騰してきたら、20分程度弱火で煮込むだけですよ。ふたをするのは、野菜の有効成分が外に飛んでいかないようにするためです。
ねっ、簡単でしょう♪
無農薬野菜を使いましょう!
野菜の皮の部分にはファイトケミカルが最も多く含まれているので、野菜は皮ごと使いまょう。
野菜ならどの部分でも同じではなくて、植物が紫外線から身を守るため、特に皮に多く含まれています。
こんな野菜に、ファイトケミカルが多く含まれています♪ 野菜くずには、ファイトケミカルが豊富なので、捨てずにスープにしましょう。
■無農薬野菜、有機野菜
■日光をたっぷり浴びて育った露地もの
■色の濃い野菜
■香りの強い野菜
■野菜くず (調理で捨てる部分) ※
※野菜くずの使い方について
例えば、ほうれん草の根、トマト、にんじん、なすのへた、キャベツの外側の葉、玉ねぎ、にんにくの外皮、ごぼうの皮などは、実の部分とは比較にならないくらいファイトケミカルが含まれています。えぐみが出やすいキャベツの外側の葉、玉ねぎ、にんにくの外皮、ごぼうの皮などは、小さく切らずに大きめのまま煮てください。煮るときに、料理酒を大さじ一杯入れると野菜の臭みをやわらげます。
私の家では、家族で毎日続けて飲むために、いろいろな味付けでアレンジしています。毎日、継続していきたいと思ってます♪
もちろん、毎日、味噌汁で召し上がってもokなんですよ♪
まとめ
一番大切なことは、毎日続けることです♪
家族の健康のために、ぜひファイトケミカルスープを毎日の食事に取り入れて欲しいと思います。
●野菜や果物の皮の部分に一番ファイトケミカルが多いので、皮つきで煮ましょう。
●露地ものの無農薬野菜をなるべく使いましょう。
●スープの作り方は、必ず、鍋に蓋をして、沸騰するまで強火で、その後は弱火で20分煮ましょう。