子供を通わせるとしたら、学研教室と公文なら、どっちがいいの?
実際に通わせているママに聞いてみたいなぁ。
「どっちの方が、我が子に向いているのかなぁ?」
こんな疑問に答えます。
私の娘は現在高校1年生、息子は小学4年生です。
娘は、小学校3年生から中学1年生の冬までの5年間、学研教室に通っていました。
息子は、小学校4年生から公文に通い出しました。
私が、学研教室と公文を子供を通わせてみた体験談と、「実際に成績アップにつながるのか、どっちを選べばいいのか?」についての率直な思いを記事にしています。
学研教室と公文 小学生なら、どっちがいい?
習うとしたらどちらが良いのかの私の答えは、結論から言うと、「子供によって、変わってくる」だと思います。
教室の雰囲気や講師との相性は、習い事を選ぶとき、とっても大きな要素のひとつです。
学力が伸びる方はどちらかといえば、私は、公文だと思います。(あくまで個人的意見です)
私なら、公文を最初に試してみます。
それで合わなければ、学研教室に通わせるかな?
でも、教室の雰囲気がどんな感じなのか分からないと思うので、私が感じたことをお話したいと思います。
補足ではありますが、子供の性格によっても、学研に合う子、公文に合う子がいるのではないかと思います。私が感じた個人的意見ではありますが、参考にしてみて下さい。
学研教室向きの子供
- 学校の授業の予習復習をして、授業についていきたい
- 分からないことは、どんどん先生に質問して解決したいタイプ
- 多少がやがやワイワイしている雰囲気でも勉強が出来るタイプ
公文向きの子供
- どんどん先に進む意欲がある
- 計算が早くできるようになりたい(算数・数学)
- 静かに自学自習できるタイプ
学研教室と公文 学力が伸びるのは、どっち?
結論から言うと、学力が伸びるのは、私は、公文だと思います。
何故かというと、公文は、学研教室に比べると勉強量がとても多いです。
先生が教えるというよりは、自分で黙々と勉強する教室です。
つまり、暗記すること、何度も何度も繰り返し自学することにこそ、学力をつけるということの”意味”を見出しているのです。
この公文の勉強法は一長一短がありますが、学習とは、基礎レベルで必要なのは、ほとんど暗記です。その知識があるからこそ、考える力が発揮できるというのが公文の考え方です。
ただ、よく耳にする公文の算数のデメリットとしては、算数の文章問題や図形が解けないままで困るというもの。
こちらは、実は、公文の算数のみをする子供の親からのクレームであって、公文の国語も同時に学べば、読解力も自ずとついてくると私は思っています。
学研教室の学習方針は【自分で考える力を身につける】です。
学研教室は、確実に学校の授業の予習、復習が着実に出来ます。
先取りの学習も可能だといっていますが、娘の通っていた教室では、学校で習っているところの前後を常に勉強するかんじになっていました。予習、復習が出来るというかんじです。
算数に関しては、公文よりも、確かに問題を解く力、考える力を試すプリントが多かったです。
教材も、実際とても良いものが多かったです。
先生も「無理せずに続けてほしい」という想いを持った先生が多いと思います。
もし学研教室に通わせるのであれば、その子の進捗具合をみて、宿題の量や、その子にあった応用問題などを増減するさじ加減が上手な先生に出会えると、自ずと学力がついてくるのではないかと思います。
学研の先生に頼むと、それなりに宿題は増やしてくれます。
もちろん、その子供に合った量や内容であるべきということは言う前でもない事ですが。(-_-;)
勉強は、なんやかんやいっても、ある程度の量をこなさないと身に付きません。
それを書いた本があります。
この本は、客観的に公文の学習法について学べます。公文に通わせたい親には必見です。
東大生に何故公文式が多いのかは、学力が「あるレベル」に到達するためには、ある程度の学習量が絶対に不可欠だということなんだと思います。
例えば、同じ原理ですが、一般的に、英会話を理解するには、1000時間が必要といわれています。
逆に考えると、1000時間英会話を聞くという「質」ではなく時間的な「量」をこなさなければ、聞く力はつかないことと同じですね。英語圏に住む子供は、勉強しなくても1000時間以上英会話に自然とさらされているので、英会話が出来るわけです。
私個人の意見としては、公文がおススメですが、改めて学研教室と公文の違いについて、まとめてみました。
比較してみると、どちらも良い点・悪い点があります。
月謝や学習方針など、違いがあります。どちらが子供に合うのか、家計的には・・・などなど、自分の子供に当てはめて考えてみましょう。
学研教室と公文を項目別に徹底比較!
以下の4点について比較をしてみました。
- 学習方針
- 月謝、週何日通うのか
- 生徒数・教室数
- 宿題の量
学習方針の違い~そもそも目指すことが違う!
公文の学習方針とは
公文式算数(数学)のめざすものとは 高校数学を時間自習できる力を養うため
公文式英語のめざすものとは 高度な英文読解力と自ら学ぶ姿勢を育みます
公文式国語のめざすものとは 豊かな語彙力、高度な読解力、読書領域の広がり
公文公式HPより引用
公文は、学力の定着を目指しています。
教室では、子供達が机に向かって黙々と学習しています。
子供の学力に合わせて、楽なところから始めて、学習レベルを少しずつ上げていけるため、おのずと学力が定着していきます。
勉強の嫌いな息子ですが、プリントの宿題は案外すんなり受け入れて、継続して出来ています。こなすことに快感を覚え始めてます。(笑)
学研教室の学習方針とは
自分から自分から進んで学習に向かう「自学自習」の力を身につけること
学研教室公式HPより引用
学研教室は、学校の授業が分かるようにするための塾だと私は思っています。
プリントは理解力がいる文章問題も多く、授業の予習復習がしっかり出来る内容です。
学研教室の先生は、小学講座チャレンジの赤ペン先生みたいなイメージがぴったりきますね。
月謝と日数の比較
公文の月謝
- 入会金 無し
- 月謝
東京都・神奈川県の月会費(月謝・算数、国語、英語の1教科) 幼児・小学生 7700円
上記以外の地域の月会費(月謝・算数、国語、英語の1教科)幼児・小学生 7150円
- 週何日あるのか? 週2回 1教科30分程度 3教科なら、1時間半程度(あくまで目安)
学研教室の月謝
- 入会金 5500円
- 月謝
小学生 国語・算数 2科目 8800円
算数・国語・英語 3教科 13200円
- 週何日あるのか? 週2回 1時間程度
生徒数と教室数の違い
生徒数では、公文の圧勝ですね。日本全国で140万人超えてる~。
日本で、140万人が通っているという実績。
公文、すごくないですか??
公文の生徒数と教室数
全教科合計学習者数:392万(日本144万、海外247万)
教室数:日本の教室数16100、海外の教室数8800
学習総人数ではなく、1人1教科で、1人2教科では2名とカウントする
普及地域:世界57の国と地域(日本含む)
引用: 公文教育研究会 会社概要(公文の教育事業関連データ2020年3月現在)
学研教室の生徒数と教室数
生徒数:42080
教室数:503
引用:(株)学研ホールディングス 2020年9月期第2四半期決算(2020年3月現在)
宿題の量の違い
公文の宿題量
その子に合わせて宿題の量を決めてくれるので、息子は平日は10枚ほど、週末をはさむ日は20枚ほどもらってきます。1時間~1時間半以上はかかります。
この量をこなすのが、何故かそんなに苦じゃないところが不思議です。
ランニングハイのような感覚になるのでしょうか?
割と、1枚の量が少ないので、やりやすいのかもしれません。
学研教室の宿題量
週2日いきます。国語と算数を習っていたので、毎回、国語と算数を1~2枚ほどの宿題をもらいました。
1枚10分もあれば、出来る量です。
先生の指導や人柄をチェックしよう
特に先生の人柄はよく観察してください。
体験レッスンの前の説明などで、いろいろな質問をしてみましょう。何を大切に思っているのか、先生の今までの経歴、指導歴、教育方針みたいなものの考え方なども聞いてみて下さい。ご自身の考えと違うなぁとか子供への愛情を感じられないときは、違う教室も見てみましょう。意外と直感は当たりますから。
ちゃんと子供のことを第一に考えているのか、経営に重きを置いているのかを見抜く力も必要です。
先生は、経営者でもありますから。
良い先生を見つけてください。ここがとても重要です。妥協ナシで!
そして、実際に通うのは、子供です。
子供がやってみたいと思う気持ちがないなら、少し時期を考えてみましょう!
無理やりは、絶対に禁物です。
そこを見誤ると、親子の信頼関係が無くなり、人格形成にも悪影響をもたらします。
くれぐれも気をつけて!
まとめ
私が子供を通わせるとしたら、公文です。
何故なら、学力が定着しやすい学習法だと思うから。
ただ、どちらが良いのかは、その子供によって、変わってきます。
ちょっと違うかも・・といった直感は大切にしましょう。
大抵、当たります。(笑)
実際、両方通わせた親(私)の感想
私は娘が学研教室に通った経験があり、現在は、息子が、公文(国語)を習っています。
どっちを選ぶにしても、先生の指導や人柄などは、教室によって大きな違いがあります。
良い先生かどうかを瞬時に見分けるのは難しいですが、評判は確認しておくといいですね。
先生と自分の子供との相性は、とても大切です。
勉強は自信をつけさせてくれる言葉かけできる先生が必要です。
学研教室も公文も同じことが言えますが、子供の数があまりに多いときは、要注意です。
がやがやワイワイしていて、集中しづらかったり、先生にも余裕がなかったりもします。
曜日は決まっていても、時間についてはきっちりこの時間からとこの時間までとは決まっていないと思います。
事前に先生に確認して、出来るだけ生徒の少ない時間に行くのがベストです。