睡眠の質を落としてしまうものの中に、寝具 があります。
そして、そのなかでも『枕』は、とっても大切な快眠アイテムであることをご存知でしょうか?
旅行中に、枕が変わると寝られなくなるという人も多いです。
枕が合っていないと首を痛めたり、寝つきも悪くなったりします。
私の主人は、頭痛がひどく肩が痛くなったため、整形外科に受診に行きました。
首のヘルニアがあると言われて鎮痛薬とリハビリを勧められましたが、枕とマットレスを変えたら、すぐに治ってしまいました!
これには、主人と私も嬉しさと同時にびっくりでした。
寝具って、とっても大切なんだと改めて再発見しました♪
どのようなことに気をつけて、枕を選べばいいのでしょうか?
この記事では、
●何を基準にして、枕を選べばいいのか?
●具体的に、どのような枕を選べばいいのか?
●もし良い枕が見つからない場合、どうしたらよいか?
について書いていきたいと思います。
枕選びで大切なこと
枕が合わないとき、枕無しで寝てしまったときなどは、頭だけではなく、特に肩へ負担がかかつてしまいます。
血行循環が悪くなり、手や肩にしびれを感じたりします。
体にぴったりと合った枕で寝ることは、睡眠の質をぐんと上げることにもつながります。
正直、下記の3点の条件をクリアしている枕であれば、市販 or オーダーメイドどちらの枕でも良いと思います。
でも、あなたの体にぴったりの市販の枕を見つけることは、難しいなぁとも思います。
『枕を選ぶための3つの条件』とは
自分の体に合った枕をつくること。
寝返りがうてる枕であること。
メンテナンスができること。
枕の選び方について、もう少し具体的に詳しくみていきましょう♪
枕の選び方
★枕をつくるときに大切なのは、自分の体格に合っているかどうかがなのです。
具体的には、『体形に合ったサイズ、高さ、固さの枕であること』です。
★枕の材質
材質によっては湿度や温度変化に弱く、季節によって固さや高さまでも変わってしまうのです。
材質も枕を選ぶときの重要なポイントです。
★枕の固さ
素材の固さは、快不快のみで決めるのではなく、体に負荷をかけず、寝返りを打てるタイプのものが理想的な枕といえます。
柔らかすぎても、固すぎても枕は良くありません。
柔らかい枕は沈み込むために、寝返りがうちにくくなります。
固い枕では、体の特定の部分にのみ圧力がかかってしまいます。
★枕の高さ
枕というのは、頭だけを支えるものではなく、頭と首、肩も支えています。
寝ているときの枕の正しい位置は、枕の上に、肩口が当たる程度におき、首は枕の上になるのが理想です。
このとき適正な枕の高さであれば、首の骨のラインが真っすぐになります。
枕の高さはとても重要なポイントになります。
枕の高さが高すぎる場合、首や肩に過度に無理な負荷がかかります。
それが原因で痛みや痺れを感じる人が多いようです。
上の写真のように枕の高さが合っているときは、寝ている人の背骨がまっすぐになります。
枕の高さが適正であれば、気道がスムーズに通るので、最も深呼吸がしやすい体位になります。寝返りもしやすくなります。
枕は消耗品。だから、メンテナンスは大事♪
枕は買いっぱなしではなく、メンテナンスが重要です♪
何故かというと、枕は消耗品だからです。
使っているうちに、どんどん枕の形が変わってくるので、メンテナンスができる枕であることが大切なのです。
どうして、寝返りがちゃんとできる枕であることが大切なのでしょうか?
理想の寝返りの数は、1晩20-30回ほどとも言われています。
少なすぎてもだめ、多すぎても体に負担がかかります。
寝返りができない枕というのは、たとえ、体に合っていても良くないのです。
だから、頭がしっかり固定されてしまう形の枕は、絶対に選ばないで下さいね。
寝返りを打つことの大切な理由とは
・血液、体液の循環を良くして、正常に流れさせる作用
・汗を蒸発させ、体温を調節する働き
・体圧を分散する
・体のゆがみを自然と修正しているのかもしれない(仮定)
店舗で採寸してもらったオーダーメイド枕であっても、いつも使っているマットレスに寝た状態で計測しなければ、本当に、あなたに合った枕かどうかは分かりません。
でも、いつも使っているマットレスをお店に持ち込んでまで、枕の測定をする人はいないでしょう。
つまり、いつも使っているマットレスの沈み込みまでは、残念ながら計算に入っていないのです。
『枕を選ぶための3つの条件』をクリアして、購入後のメンテナンスもきちんと出来る枕が、理想的な枕といえます。
まとめ
枕の選び方で必要な3点の条件がクリアできれば、手作り枕でも、オーダーメイド枕でも、セミオーダー枕でも、市販の枕でもどれでもいいと思います。
自分の体に合った枕をつくること。
寝返りがうてる枕であること。
メンテナンスができること。
でも、市販の枕で自分の体に完璧に合う枕を選ぶのは、なかなか難しいかもしれません。
中には返品可能期間のある枕や、詰め物を足したり引いたりして、枕の高さを変えられるものもあります。
枕以外では、マットレスが柔らかすぎたり、劣化していると、体が必要以上に沈み込むため、枕本来の力が発揮できないこともあります。
枕で解決しないときは、マットレスが原因かもしれません。